セイラのリンパ腫 抗がん剤 27回目
2020年6月8日 抗がん剤27回目。
前回までの抗がん剤の記録はこちらをご覧下さい。
[過去記事]
早いもので、抗がん剤の治療を開始してから27回目になりました。
セイラがリンパ腫であるとわかった後、一番最初に先生から説明をしていただいた時に、抗がん剤のスケジュールを立てていただいたのですが、その予定の抗がん剤治療は2019年7月1日に全て完了いたしました。回数は16回になりました。
セイラの治療では3種類の抗がん剤を使用しました。
①Vincristine
これを打った後が一番副作用がひどくて、2~3日は食欲がなくなり、体調にもよりますが、きついときには大腸炎からくる腹痛で震えていました。
ただ、先生のお話では、副作用が強く出るということは、効いている証拠でもあるとの事でした。
②Cyclophosphamide
これはさほど強い副作用が出ないのですが、これを打つ時には利尿剤も打つので当日はトイレが近くなります。
③Doxorubicin
これは一生のうちに打てる回数が決まっているそうでセイラの治療スケジュールを見ると4回予定されていました。また、これは万が一血管からそれたりすると腕を失う可能性もあるので、血管確保が難しいときには見送る場合もあると言われました。その為なのか診療時間外のお昼の準備時間などを使って時間をかけて投与するので朝預けて夕方お迎えに行く、一時預かりになります。
16回のスケジュールをこなした今後は、月に一度のペースで抗癌剤を投与して行く事になりました。
月に一度という頻度も、正直に言うとセイラの副作用で苦しんでいる様子を考えるともう少し期間を開けてはどうかと思ったのですが、先生の経験上、抗癌剤投与の期間を2ヶ月開けてしまうとリンパ腫を再発する可能性が高くなるという事で、月に一度と決めました。
抗がん剤は3種類の中で一番副作用が強く出ていたVincristineを使っていくことになりました。
一番副作用が強く出るのは可哀想に思ってしまったのですが、先生の話では副作用が強く出るのは効果が出ている証拠だし、リンパ腫を再発するよりは大腸炎になってしまったとしても大腸炎をレスキューする方がセイラにとっては楽だからね、との事で納得して治療を進めていくこととなりました。
抗がん剤を打ってきた当日は、うとうとと眠っている時間が多くなります。
2日目の朝はまだ調子良く、いつものドライフードもゆっくりと完食していたのですが、夕方からドライフードは食べなくなったので、手作り食を作ることにしました。
私がキッチンに立つと、自分のために準備していることがわかるのかセイラが様子を見に来ていたので食欲はあるのがわかります。
今回のごはんは、犬用の食事の本を参考にして、ササミとトマトと豆乳をご飯にかけてみました。
本によると、がんの為の食事では、毒素を体内に溜め込まない事が大切であり、排出機能を高めると共に、がん細胞を排除できるよう、免疫力をアップさせる食餌を与えましょうとあります。
○緑黄色野菜を積極的に与える。
抗酸化作用があるビタミンA、C、Eや亜鉛、ポリフェノール、グルタチオンなどは緑黄色野菜に多く含まれ、正常な細胞を攻撃してがん化するといわれる、活性酵素の働きを妨げてくれる。
○免疫力を高める食材を少しずつ与え続ける。
リンパ球のひとつナチュラルキラー細胞は、がん細胞を退治する。ナチュラルキラー細胞を活性化する食材にはキノコ類、にんにく、キャベツ大豆などがあり、偏って食べると副作用を招くこともあるため、少量を持続して食べさせるように。
以上の事からセイラが食べ慣れている茹でササミと、セイラが好きなトマトをすりおろし、無調整豆乳と一緒に煮たものをご飯にかけてあげました。
ミライにもちょっとだけおすそわけ。
食欲をそそる組み合わせではなかったのか、純粋に食欲がなかったのか、食いつきが悪い・・・
食いつきは悪かったのですが少し頑張って食べてくれました。
トマトと豆乳のスープを飲んで、ササミとご飯は残しました。残念。
ちょっぴりおすそわけしてもらったミライはペロリと食べてセイラの分を狙っていました。
味覚が似ている双子なので、ミライがペロリと食べきってセイラが食べられなかったんは、多分味が気に入らなかったというよりは、純粋に食欲がなくて食べられなかったのかと思います。
手作りのササミジャーキーは喜んで食べてくれるので、とりあえずジャーキーで空腹を満たしてあげたいと思います。